ApoE遺伝子検査 – 遺伝子解析による認知症発症リスク検査​ –

遺伝子から認知症のリスクを判定

増え続ける認知症患者

現在、認知症患者は急増しており、厚生労働省の試算では現在国内では500万人以上の認知症患者がいるとされています。また、将来2025年時点では患者数は推定700万人を超え、65歳以上の方の5人に1人が認知症になるとも試算されています。しかし、医学が日々進歩しているものの、現状は認知症に関しては抜本的な治療法が確立されておらず、予防やリスク管理が重要とされております。

※厚生労働省「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究
(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業九州大学二宮教授)による速報値」

※各年齢の認知症有病率が上昇する場合の将来推計

ApoE遺伝子とアルツハイマー型認知症

日本における認知症の過半を占めるとされているのが、アルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳内に蓄積し、神経細胞がダメージを受けることで発症します。このアミロイドベータペプチドの蓄積に大きく関わっているとされているのが、ApoE遺伝子のタイプです。遺伝子のタイプはε(イプシロン)2、ε3、ε4が2つ一組で6パターンの遺伝子型を構成しており、本検査ではどのタイプの遺伝子を有しているかを判定しています。最も遺伝的なリスクの高いタイプでは最大12倍程度リスクが高くなると言われています。(*)

*Hsiung, G.Y. et al. Alzheimers Dement. 2007 Oct;3(4):418-27.Genetics and dementia: risk factors, diagnosis, and management

ApoE遺伝子検査の報告書について

検査結果はA3見開きのレポートにて報告致します。報告書には項目の解説と認知症に関しての一般的な知識、アルツハイマー病を予防するためのヒントとなるアドバイスや推奨の生活習慣や栄養素を記載しております。

> 検査の案内資料はこちら

> 報告書サンプルはこちら